NFTってよく聞くけど…怪しいやつじゃないの?
NFTの何が楽しいのか教えてほしいな
このようなお悩みを解消します。
- NFTとは何か
- NFTの活用事例
- NFTの楽しみ方
- NFTの危ないポイント
最近、インターネットやSNSでNFTという言葉をよく見かけるようになりましたが、「NFT=怪しいもの」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
日本でNFTを保有しているのは2023年9月時点で約2万人(0.02%)とめちゃくちゃ少ないのは、NFTの仕組みや楽しみ方がわからないからかもしれません。
そこでこの記事では、NFTとは何か、どうやって楽しむのかについてわかりやすく解説していきます。
非代替性トークンといった専門用語をできる限り使わずに解説します!
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NFTとは?
NFTとは正式にはNon–Fungible Tokenの略で、日本語では「非代替性トークン」と訳されます。
ですが、この日本語訳で挫折してしまった方も多いのではないでしょうか?
そこで、ここでは技術的な難しい話はせずに、かんたんにNFTの特徴を解説していきます。
NFTの特徴は以下の5つです。
- NFTは「持ち主」を証明できる
- NFTは「価値」を持つ
- NFTは「売買」できる
- NFTは「履歴」が残る
- NFTは「プログラム」ができる
1. NFTは「持ち主」を証明できる
あらためてひとことで説明すると、NFTとは「持ち主」を証明できるデータのことです。
たとえば、デジタルイラストを作成して
に投稿した場合を例に考えてみましょう。このとき、イラストを気に入った人が「自分が描いたことにしちゃえ」と、作者に無断でコピーして自分の
アカウントから投稿してしまうかもしれません。ここで問題となるのが、第三者から見るとどちらのイラストが本物かがわからないことです。
イラストの作者が明らかだったとしても、これまでデジタルイラストは「作者は100%この人」という証拠がありませんでした。
そこで登場したのが「持ち主」を証明できるデータであるNFTです。
NFTをデジタルアートにくっつけることで、どちらのイラストが作者のものかがあきらかになります。
また、NFTはコピーができない性質があるので、コピーされたイラストにはNFTがついておらずニセモノであるということがわかるわけです。
2. NFTは「価値」を持つ
現実世界では、美術館に飾られている絵画はとても貴重で価値があるものです。
これと同じように、デジタルイラストもNFTであれば本物であることを証明できるので、NFTも価値を持ちます。
3. NFTは「売買」できる
NFTは現実世界の作品と同じように、誰かにあげることも可能です。
もちろん、価値があるNFTを有料で売ることもできます。
このとき、NFTは仮想通貨と同じネットワークを使って送受信するので、NFTを売ると仮想通貨でその代金をもらうことになります。
NFTの売買は専用の売り買い仲介サービス(マーケットプレイス)を使います。
4. NFTは「履歴」が残る
NFTは誰から誰の手に渡ったのか、いくらで売り買いされたのかといった履歴が残るのも特徴です。
そのため、NFTを最初に作ったのが誰なのか、どんな人の手に渡って、現在は誰の手元にあるのかも簡単に分かってしまいます。
5. NFTは「プログラム」ができる
NFTはいろんなプログラムが可能です。
たとえば、NFTの売買をしたら売上げの一部を作者に渡すことをプログラムしておくこともできます。
このように、中古の本などはリサイクルショップに売ると作者にお金が一切入りませんが、NFTであれば中古市場でも作者にお金が入る仕組みを作ることができます。
作者に一部の利益が入る仕組みを「ロイヤリティ」と言います。
おまけ:「非代替性トークン」の意味
じつは、ここまでの5つの特徴を理解できればNFTの日本語訳である「非代替性トークン」の意味も分かってしまうんです。
「非代替性」と「トークン」の2つに分けて解説していきます。
読み飛ばしても全然OK!
非代替性
「NFT”付き”イラスト」と「NFT”無し”イラスト」は、見た目が同じイラストでも価値が違います。
たとえば「NFT”付き”イラスト」を失くしてしまったときに、代わりに「NFT”無し”イラスト」を入手しても全く別物ということです。
このように、他のモノで代えられないことを「非代替」といいます。
トークン
ひとことで言えば、トークンとは「仮想通貨」や「仮想通貨の仲間」のことです。
NFTは仮想通貨のネットワークを使って売り買いしたりするため「仮想通貨の仲間」つまりトークンです。
これらの言葉をあわせてNFTを「非代替性トークン」と呼んでいます
NFTの具体的な活用事例
NFTというとデジタルアートのイメージが強いですが、以下のような様々な活用事例があります。
- デジタルアート
- ゲーム
- メタバース
- その他(例:ツイート)
デジタルアート
NFTというと多くの方がイメージするのはこれではないでしょうか?
実際に、日本でNFTを楽しんでいる人の多くはこのデジタルアートを所有しています。
イラストの印象が強いと思いますが、写真や動画、音楽などデジタルな物ならなんでもOKです。
NFTの楽しみ方はまたあとで!
ゲーム
日本ではまだこれからという段階ですが、世界ではすでにNFTを活用したゲームが流行しています。
たとえば、RPGゲームの中の最強の剣や超レアなキャラクターの持ち主であることを証明できたり、そのアイテムやキャラクターを売買するためにNFTを活用しています。
海外にはNFTゲームで生活をしている人もいるそうです
メタバース
最近耳にすることが増えてきた「メタバース」の世界でもNFTは使われています。
メタバースとは簡単に言えばインターネット上の仮想世界のことです。
このメタバース空間内の土地や、自分を表現するためのキャラクターなどがNFTになっています。
メタバースとは「ゲーム+現実世界」みたいなイメージ!
こんなものもNFTに
Twitter社(現
)の元CEOジャック・ドーシーの初めてのツイートがNFT化され、2021年3月に約3億円で落札されたこともありました。このとき、ツイートをNFT化できるサービスが使われたのですが、もしジャック・ドーシーがこのツイートを削除したり、Twitter自体が無くなった場合は「持ち主である証明」だけが残り続けるため議論が巻き起こりました。
有名絵画を持っている人がその絵画を失くしちゃった場合よりは、持ち主であることを証明できる分マシかも。
NFTの楽しみ方
ここまで記事を読んだ方の多くが「NFTの仕組みや活用事例は分かったけど、何が楽しいのかがわからない」という感じではないでしょうか。
そこで、個人でNFTを買っている人がどのようにNFTを楽しんでいるか、具体例を挙げながら紹介していきます。
- 「ファッション」として楽しむ
- 「つながり」を楽しむ
- 「コレクション」して楽しむ
- 「クリエイト」して楽しむ
- 「投資」として楽しむ
NFTとして最もメジャーなデジタルアートNFTを例に紹介!
1.「ファッション」として楽しむ
SNSのプロフィール画像にしたり、スマホやスマートウォッチの待受にして、ファッション感覚でNFTを楽しんでいる人がとても多いです。
「自分が持ち主である」という特別感を得られるからこその楽しみ方かもしれません。
僕は、所有しているNFT「CITY BOY & CITY GIRL」を のアイコンにしています。
「1点モノNFT」と「ジェネラティブNFT」
デジタルアートNFTは大きく分けて「1点モノNFT」と「ジェネラティブNFT」に分けられます。
ここで、これらの違いを簡単に確認しておきましょう。
1点モノNFT
- 1点1点作られる
- 作品数が少ない
- 作品のテイストや作者のファンが多い
- 人気作品は常に高値で売買
作品例
・CITY BOY & CITY GIRL
・CoolGirlNFT
・Line_Human
・mamoru Collection
ジェネラティブNFT
- 様々なパーツを自動的に組み合わせて作られる
- 作品数が多い(1000〜20,000体)
- 作品のコミュニティを楽しんでいる人が多い
- 価格変動が大きい
作品例
・CryptoNinja Partners(CNP)
・CNP Jobs
・MetaSamurai
・WAFUKU GEN
2.「つながり」を楽しむ
NFT作品を通じて「つながり」を楽しめるのもNFTの魅力のひとつです。
やDiscordというアプリ上で共通のNFT作品をプロフィール画像にしている人同士でオープンなコミュニケーションをとったり、その作品のコミュニティでより近い距離感で会話を楽しんだりしています。
持っていないNFT作品のコミュニティにも入れるので、好きな作品を見つけたら積極的にコミュニケーションしてみましょう。
個人的にはこれがNFTの楽しみ方として一番大きいと感じています!
3.「コレクション」して楽しむ
シンプルに好きなNFT作品をコレクションして楽しんでいる人も多いです。
好きなアーティストの作品だけを集めたり、色味が似ている作品だけを集めるなど色んな楽しみ方があります。
NFTの楽しみ方は自由!
4.「クリエイト」して楽しむ
NFTを買って楽しむだけでなく、自分で作って楽しむ事もできます。
パソコンやiPadで作った自分の作品をNFTとして販売することも可能です。
また、NFT界隈では二次創作も盛んです。
好きなNFT作品を自分のテイストにしてNFTとして販売している人もいます。
二次創作については、基本的に作者がガイドラインを決めていることが多いので、規約に違反しないように注意して楽しみましょう!
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5.「投資」として楽しむ
NFTには希少性があり、売買もできることから投資対象として楽しんでいる人もいます。
将来性のあるNFTコレクションは短期間で1000倍以上の価格になることもあり、参入者が少ない今はチャンスだと言えるでしょう。
僕自身、これまで30万円程度NFTを購入しましたが、現在のNFTの資産価値は1,000万円を越えています。
一方で、価格の上下が大きかったり、税金の処理が面倒だったりと投資だけを目的に買うのは危険かもしれません。
NFTに限らず投資は自己責任ですので注意してくださいね。
NFTを通じてつながりやコレクションを楽しみながら、一緒に価値を上げていくのが◎
NFTの危ないポイント
NFTの仕組みや楽しみ方は分かっても「まだ怪しい……」とイメージしてしまうのは「詐欺」を連想するからではないでしょうか?
ここでは、NFTの危ないポイントを実際の事例とあわせて紹介していきます。
- NFTを盗まれる
- ニセモノのNFTを買ってしまう
- NFTが無価値になる
1. NFTを盗まれる
SNS上で一番報告されている詐欺事例が「NFTの盗難」です。
NFTはまだ技術的な進化の過程にあるため、詐欺師たちはその穴を狙って以下のようなハッキングを試みてきます。
- SNSのDMから詐欺サイトに誘導
- 検索でヒットするNFT売買サイトがニセモノ
- メールの添付ファイルなどからウイルス感染
- フリーWi-Fiを傍受してハッキング
対策ですが、残念ながらこれらのハッキングは自分で対処するしかありません。
常にSNSなどで情報収集しながら防御力を高めていく必要があります。
基本的なハッキング対策意識をしっかり持っていれば大丈夫!
2. ニセモノのNFTを買ってしまう
NFTはとても簡単に作れてしまうため、オリジナルのイラストをコピーしてNFTとして販売する詐欺師もいます。
NFTに慣れている人はオリジナルとニセモノの区別がつくため、ニセモノは放置されてどんどん安い価格になっていくのですが、NFT初心者はそれを見て「安い!ラッキー!」と買ってしまいがちです。
対策としては、Xの公式アカウントやDiscordから作品のページにアクセスすればOKです。
NFT売買サイト上で検索をかけると似たような作品が沢山でてくることがあるので注意しましょう。
のアカウントやDiscordが本物かもしっかり確認!
3. NFTが無価値になる
ジェネラティブNFTを運営していた組織がプロジェクトを放棄して、NFT販売で得た資金を持ち逃げするといった詐欺行為を行うことがあります。
このようなことがあると、そのジェネラティブNFTは将来性が無くなるので無価値になってしまいます。
対策としては、事前にNFTプロジェクトの評判を調べたり、運営者の経歴を確認することが大切です。
この詐欺を「ラグプル(出口詐欺)」といいます。海外のプロジェクトに多い傾向!
NFTの世界は「DYOR」
「DYOR」はDo Your Own Researchの略で、日本語に訳すと「自分で調べろ」ということです。
「◯◯ってどうなんですか?」という質問が来ても、NFT界隈は毎日のように情報がアップデートされるので責任を持った回答ができないため、自分で調べるDYORが基本になっています。
NFTに興味がある方は、ぜひDYORを心がけて情報を調べるスキルを身に着けていきましょう!
おわりに:NFTをはじめてみよう
NFTの楽しさや面白さは、実際に体験してみないとわかりません。
技術的な細かい理解が無くても気軽にはじめられますので、この記事を読んでNFTに興味を持ったら即行動してみましょう!
もしかしたらNFTを通じて、新しい仲間やビジネスチャンスに出会えたり、将来大きな資産になるかもしませんよ!
それでは:)