
今話題のOrdinalsを売り買いしてみたいな

そもそもOrdinalsっていったいなに?
このようなお悩みを解消します。
- Ordinalsとは
- Ordinalsの買い方
- Ordinalsの売り方
- Ordinals作品の探し方
こんにちは、あいず ( @eyezroom ) です。
最近、SNSで話題になっているOrdinals(オーディナル)を知っていますか?
Ordinalsに興味はあるけど難しそう…と思っている方も多いかもしれません。
この記事では、Ordinalsとは一体何なのか、そしてOrdinalsの買い方と売り方についてやさしく解説していきます。

Ordinalsは2023年1月に誕生したばかりの最新トレンド!
こちらの記事は2023年3月24日時点の最新情報です。ビットコインNFTの環境は現在急速に変化していますので詳細については自己責任(DOYR)でお願いします。

@eyezroom
- メーカー勤務の副業ブロガー
- 2022年4月からNFTを100点以上売買
- NFTを楽しみながら含み益1,000万円突破(2023/3時点)
- 株式投資6年・仮想通貨投資3年
- 妻と1歳の息子の3人暮らし
Ordinals(オーディナル)とは
Ordinalsとはひとことで言うと「ビットコインNFT」のことです。
ここでは「Ordinalsはどんな仕組みなのか」「イーサリアムNFTとは何が違うのか」についてサクッと解説していきます。

Ordinalsを早くはじめたい!という方はこちらからどうぞ
ビットコインはNFTを取り扱えない仮想通貨だった

NFTを取引するためにはひとつひとつが区別できることが重要です。
しかし、ビットコインはお金のやりとりをするために作られた仮想通貨だったので、ひとつひとつを区別できないシステムになっていました。
そのため、これまでビットコインはNFTを取り扱うことができない仮想通貨でした。
Ordinal TheoryによりビットコインNFTが誕生
2023年1月に
つまり、このOrdinal TheoryによってビットコインでNFTを売り買いできるようになったというわけです。
Ordinal Theoryとは
ここではOrdinal Theoryとはどんな理論なのか、かんたんに解説します。
Ordinal Theoryとは従来のビットコインに以下の3つのルールを付け足したものです。
- 全ビットコインに生まれた順の番号をつける
- 先に入手したビットコイン番号から使っていく
- 番号付きビットコインにデータを記録できる
1. 全ビットコインに生まれた順の番号をつける

ビットコインの単位は「BTC」が一般的ですが、じつはもっと細かい「
「1BTC=1億satoshi」なのですが、Ordinal Theoryではすべてのsatoshiに対して生まれた順に番号を割り振ることにしました。
この「番号付きsatoshi」によってそれぞれのビットコインが区別できるようになったというわけです。

satoshiを「sat」や「sats」略すことが多い!
2. 先に入手したビットコインから使っていく

Ordinal Theoryでは、先に入手した「番号付きsatoshi」から順番に使っていくことをルールとして決めました。
すると、世界中の「番号付きsatoshi」が誰から誰に渡っていったか、そして今どこにあるのかが明らかになります。
つまり、このルールによって誰がどの番号付きsatoshiを持っているかを明確にできるようになりました。

先に入ったものを先に出すので「先入先出方式」とか「FIFO
(First-In First-Out)」と言ったりします。
3. 番号付きビットコインにデータを記録できる

Ordinal Theoryをもとに作られたプログラムを使うと、番号付きsatoshiのひとつひとつに約4MBまでのデータを記録することができます。
このデータ付きsatoshiこそが「ビットコインNFT」の正体です。
したがって、ビットコインNFTはビットコインの形をしているので、普通のビットコインと同じように取引ができるというわけですね。

Ordinal Theoryをもとに作られたプログラムのことを「Ordinal
ビットコインNFTとイーサリアムNFTとの違い
ビットコインNFTとイーサリアムNFTの違いについて見てみましょう。
ビットコインNFT | イーサリアムNFT | |
---|---|---|
仕組み | Ordinals Theory 新しいルールでビットコインの機能を拡張 | スマートコントラクト イーサリアム標準搭載の自動取引機能 |
データ 保管場所 | フルオンチェーン 画像データそのものがブロックチェーン上にある | オフチェーン URLなどのテキストデータだけがブロックチェーン上にある |
永続性 | ブロックチェーン上に永遠に残る | 高いサーバー上の画像データが消えると無くなる | 低い
安全性 | すべての取引内容を事前確認できる | 高いスマートコントラクトの悪用でハッキングされるリスク | 低い
仕組み
イーサリアムのスマートコントラクトという機能を使うことで、あるデータを「特別な仮想通貨(トークン)」として発行したり取引することができます。
イーサリアムNFTは、この仕組みを使って売り買いをしています。

イーサリアムNFTを実現しているスマートコントラクトの名称をERC721といいます。
データ保管場所
イーサリアムNFTは最大容量が約48KBと非常に小さいため、基本的に画像のURLなどをテキストデータだけをブロックチェーンに記録しています。
では、画像はどこにあるかというと外部のストレージサービスやwebサーバーに保管されているんです。
いっぽうで、ビットコインNFTは最大容量が約4MBと大きく、外部のURLを参照する機能もないため、データそのものをブロックチェーンに記録しています。

全データがブロックチェーン上に無いと「オフチェーン」、ブロックチェーン上にあると「フルオンチェーン」といいます。
永続性
イーサリアムNFTは、画像データを保管している外部ストレージサービスが無くなったり、画像データが削除されたりすると、画像URLだけが手元に残ることになります。
いっぽうで、ビットコインNFTはすべてのデータがブロックチェーン上に記録されているので、一度ブロックチェーン上に記録されたデータは10年後も1000年後も残り続けます。

一度発行したビットコインNFTは消すことも、編集することもできない!
安全性
イーサリアムNFTは、悪意のある取引や署名を承認してしまうと簡単にハッキングされてしまいます。
イーサリアムのスマートコントラクトは非常に複雑なため、取引の中身がよくわからないまま承認するしかないことが大きな問題でした。
いっぽうで、ビットコインNFTは「誰に、何を送る」という非常にシンプルな取引内容になっており、イーサリアムNFTとくらべると安全性が高いと言えます。
ビットコインNFTの正式名称は決まっていない
じつは、ビットコインNFTの正式名称はまだ決まっていません。
そのため、以下のように様々な呼び方をされています。
- Ordinals(この記事はこれで統一!)
- Ordinal
- OrdinalsNFT
- OrdinalNFT
- BTCNFT
- BitcoinNFT

「Ordinals」と呼んでいる人が一番多い印象!
Ordinals用語集
Ordinals関連でよく出てくる単語を紹介します。
Inscription(インスクリプション)
Inscriptionとは日本語に直訳すると「
Ordinalsでは、つくった作品をある特定のビットコインに記録することからこのように表現されています。
また、作品が作られた順にInscription#1、Inscription#2…と番号がつけられており、番号が小さいほど希少価値が付きやすいと言われています。

Ordinals公式サイトで最新のInscriptionを見れます!
Inscribe(インスクライブ)
Inscribeとは日本語に直訳すると「
つまり、ビットコインに作品を記録することなので、イーサリアムNFTでいうところのミントと同じ意味です。

これに関連して「ミントする」ことを「刻む」という人もいます
Digital Artifact(デジタルアーティファクト)
Digital Artifactとは日本語に直訳すると「
Ordinalsのシステムを考案したCasey Rodarmorさんは、NFTという単語が専門用語っぽくて分かりづらいことからこのように呼んでいます。

いまのところNFTって呼んでいる人の方の方が多そう
Ordinalsの買い方
Ordinalsの買い方は以下の5ステップです。
- OrdinalsWalletを作る
- GMOコインでビットコインを買う
- GMOコインにOrdinalsWalletのアドレスを登録する
- GMOコインからOrdinalsWalletにビットコインを送金する
- Ordinalsを買う

GMOコインの口座を持っていない人でも半日あれば余裕!
手順1:OrdinalsWalletを作る
- OrdinalsWalletを作る
- GMOコインでビットコインを買う
- GMOコインにOrdinalsWalletのアドレスを登録する
- GMOコインからOrdinalsWalletにビットコインを送金する
- Ordinalsを買う
まずはじめに、Ordinalsやビットコインを保管するのに必要なOrdinalsWalletというお財布を作ります。

スマホ画面で解説しますが、パソコンでも同じ手順!

ブラウザからOrdinalsWalletにアクセスして「Create new wallet」をタップ。
OrdinalsWalletの偽サイトが報告されているので注意してください。Google検索のトップなどから飛ぶと詐欺サイトの可能性があります。ちなみに上のリンクは安全です!

「Create new wallet」をタップ。

任意のパスワードを入力したら「Generate seed phrase」をタップ。

12個の英単語が表示されるので、順番も含めて正しく「紙」にメモして「Next」をタップ。
ウォレットを復元するために使うパスワードのことで、スマホを新しくしたときなどに使います。リカバリーフレーズさえわかれば誰でもウォレットを復元できてしまうため管理には注意してください。

12個の英単語が表示されるので、メモしたリカバリーフレーズの3、6、9、12番目の英単語を順番に選んだら「Next」をタップ。

Successと表示されたら「Enter」をタップ。

これでOrdinalsWallet作成完了です!

このページをブックマークしておくと便利!
手順2:GMOコインでビットコインを買う
- OrdinalsWalletを作る
- GMOコインでビットコインを買う
- GMOコインにOrdinalsWalletのアドレスを登録する
- GMOコインからOrdinalsWalletにビットコインを送金する
- Ordinalsを買う
つぎに、Ordinalsを買うために必要なビットコインを準備しましょう。
以下の記事を参考にして必ず「GMOコイン」でビットコインを購入してください。


まずは1万円分ぐらい買っておけば十分です!
【注意】コインチェックやビットフライヤーからはOrdinalsWalletに送金不可
現在、日本の仮想通貨取引所でOrdinalsWalletにビットコインを送金できるのは「GMOコイン」だけです。
コインチェックやビットフライヤーにビットコインがある場合は、一度GMOコインに送金してからOrdinalsWalletに送金しましょう。

bybitなど海外取引所経由で送る方法もありますが、税金処理が面倒!
手順3:GMOコインにOrdinalsWalletのアドレスを登録する
- OrdinalsWalletを作る
- GMOコインでビットコインを買う
- GMOコインにOrdinalsWalletのアドレスを登録する
- GMOコインからOrdinalsWalletにビットコインを送金する
- Ordinalsを買う
GMOコインで買ったビットコインをOrdinalsWalletに送金するための準備をします。

GMOコインのアプリを開いて「預入/送付」をタップ。

「BTC(ビットコイン)」をタップ。

送付タブからビットコインを選択して「新しい宛先を追加する」をタップ。

「GMOコイン以外」をタップ。

「プライベートウォレット(MetaMask)など」をタップ。

「ご本人さま」をタップ。

本人情報に間違いが無いことを確認したら「宛先情報の登録画面」をタップ。

ここで、OrdinalsWalletを開き、OrdinalsWalletのウォレットアドレスをタップ。

OrdinalsWalletのアドレスが自動でコピーされます。

GMOコインの画面に戻って、画面を下にスクロール。

任意の宛先名称を入力し、先程コピーしたOrdinalsWalletのウォレットアドレスを貼付け。

ビットコインアドレスは直打ち禁止!

下まで確認が終わったら「確認画面へ」をタップ。

宛先情報をすべて確認し、ボックス2つにチェックを入れたら「登録する」をタップ。

GMOコインに登録したメールアドレスに確認メールが届きます。

このようなメールが届くのでリンクをタップ。

宛先情報に間違いが無いことを確認したら「認証を完了する」をタップ。

これでOrdinalsWalletのアドレス登録申請は完了です。

このようなメールが届いたら宛先リストにOrdinalsWalletが追加されます。

審査にはだいたい10〜20分ぐらいかかります!
手順4:GMOコインからOrdinalsWalletにビットコインを送金する
- OrdinalsWalletを作る
- GMOコインでビットコインを買う
- GMOコインにOrdinalsWalletのアドレスを登録する
- GMOコインからOrdinalsWalletにビットコインを送金する
- Ordinalsを買う

GMOコインの仮想通貨送付画面をひらいて、先程登録したアドレスをタップ。

宛先情報を確認し、ボックスにチェックを入れたら「次へ」をタップ。

OrdinalWalletに送金する金額を入力して、送付目的を選択。

GMOコインの最小総金額は0.02BTCだけど、全ビットコインを送れば0.02BTC以下でもOK!

「SMSで2段階認証コードを受け取る」をタップして、送られてきた6桁の認証コードを入力。

2つのボックスにチェックを入れたら「確認画面へ」をタップ。

送付内容を確認したら「実行」をタップ。

この画面が表示されたらビットコイン送金の申請完了です。

OrdinalsWalletを開いて先程送金した金額が表示されていれば送金成功です。

送金申請完了後10〜20分ぐらいかかります!
手順5:Ordinalsを買う
- OrdinalsWalletを作る
- GMOコインでビットコインを買う
- GMOコインにOrdinalsWalletのアドレスを登録する
- GMOコインからOrdinalsWalletにビットコインを送金する
- Ordinalsを買う
それではOrdinalsを買ってみましょう!
ここでは、inscriptionナンバーがわかっている場合を例に解説します。

「inscriptionナンバー」とはOrdinalsひとつひとつに割り当てられている番号のこと!

OrdinalsWalletをひらいて、右上の「≡」をタップ。

「Search」をタップ。

買いたいOrdinalsのInscriptionナンバーを入力。

「Buy now」をタップ。

Buy nowのボタンが無いものは買えません!

OrdinalsWalletのパスワードを入力して「Unlock wallet」をタップ。

再度購入内容を確認したら「Buy now」をタップ。

これで購入完了です!

OrdinalsWalletのトップページに所有しているOrdinalsが表示されます。
Ordinalsの売り方
所有しているOrdinalsを売るのはとても簡単!

所有しているOrdinalsのうち、売りたいものを選んで「Lisf for sale」をタップ。

売出し価格を入力して「List for sale」をタップ。

ドル換算でおおよその金額が表示されるのでチェック!

パスワードを入力して「Unlock wallet」をタップ。

手数料(Market fees)と売れたときの手取り金額(What you get)を確認し、問題無ければ「List for sale」をタップ。

これでOrdinalsの売出し(リスト)完了です。

現状Twitterでアピールしないと買って貰えないので「
Share it」を活用しましょう!リストをキャンセルしたいとき

「Cancel sale」をタップするとすぐにリストがキャンセルされます。
Ordinals作品の探し方
Ordinals作品の探し方は大きく分けると以下の2つです。
マーケットプレイスで探す
NFTを売り買いできるサイトをマーケットプレイスといいます。
ここではOrdinalsWalletと連携しているマーケットプレイスを2つ紹介します。

イーサリアムNFTでいうところの「OpenSea」!
OrdinalsWallet

ビットコイン用ウォレットのOrdinalsWalletの中にマーケットプレイスがあります。
右上の「≡」でサブメニューをひらいて、「Activity」で最近売れているコレクションを見たり、「Collections」で気になるコレクションをチェックして欲しい作品を探してみましょう。
「Buy now」と表示されている作品であれば、OrdinalsWalletのマーケットでそのまま買うことができます。

OrdinalsWalletに入金したビットコインでそのままビットコインNFTを買えるのがメリット!
ORDSWAP(オードスワップ)

ORDSWAPもOrdinalsWalletのように独自のウォレットとマーケットプレイスをもつサイトです。
OrdinalsWalletをインポートする機能を使うと、OrdinalsWalletを使ってORDSWAPで作品を売り買いできます。

作品の探し方や買い方はOrdinalsWalletとほとんど同じ!
OrdinalsWalletをORDSWAPにインポートする方法

OrdinalsWalletのトップページ右上の「≡」をタップ。

「View wallet」をタップ。

「View recovery」をタップ。

パスワードを入力して「Unlock wallet」をタップ。

ここから先は重要な情報が画面に映し出されるので、周りに誰もいないことを確認してから作業しましょう!

「Advanced」をタップ。

「Hex Private Key」の下に表示されている英数字の文字列をコピー。

このページに表示されている文字列は誰かに知られるとハッキングされてしまいます。取り扱いには超注意!

ORDSWAPのトップページ右上の「≡」から「Wallet」をタップ。

さきほどOrdinalsWalletでコピーした文字列を「OR IMPORT YOUR KEY」の下のボックスに貼付け。

英数字を貼り付けると、自動でOrdinalsWalletがORDSWAPに取り込まれます。
Twitterで探す
ツイッターを使うと、ランキングに載らないような個人制作の作品や発売前の作品など、幅広いNFTアートの情報を手に入れることができます。
具体的には、以下の2つの方法で探すのがオススメです。
- ハッシュタグで探す
- NFT系インフルエンサー経由で探す
ハッシュタグで探す
僕がよく使うハッシュタグは以下の3つです。
内容 | |
---|---|
#OrdinalNFTs | 国内外のOrdinals作品を探しやすい |
#OrdinalsJPN | 日本のOrdinals作品を探しやすい |
#ordinals | 国内外のOrdinals情報(作品以外の情報も多い) |

検索窓の後ろに 「 lang:ja」とつけて検索すると日本語ツイートだけをヒットさせることができるので、活用しましょう!
Ordinalsインフルエンサー経由で探す
Ordinals系インフルエンサーをフォローして、最新情報をゲットするのもオススメです。
たとえば以下のような方々をフォローしておくと、Ordinalsに関する情報感度が高くなります。
内容 | |
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@NFTsistersJAPAN / Umekoさん | Ordinals系の情報発信、「Ordinal Umeko Punks」を運営 |
@hontohaenushi / ホントはエヌ氏さん | Ordinals系の情報発信、作品RTも多め |
@eyezroom / あいず | 僕です笑 |
おわりに
Ordinalsを手に入れることができましたか?
2023年1月に始まったばかりの新しい技術ですが、これから爆発的にユーザーが増えていくと予想されています。
ユーザーが増えるほど素敵な作品と出会える機会が増えるはずですので、そのときに備えてビットコインの準備もしておきましょう!
それでは:)